怪異譚本編の主人公。
正体は数百年に渡り存在し続けている無銘の妖刀であり、
ある事情から少女の亡骸を借り受けて活動している。
高い戦闘技能と膂力(りょりょく)を持ち、鏡市に蔓延る「怪」共を退治して回っている。
刀妖怪の癖に甘い物に目が無く、廃品回収などによって得た日々の収入は、
大半が菓子やアイス、各種ソフトドリンクに代わっている。橋下住まいの赤貧娘。
刀故に変な所で抜けており、さらに驚くほどの人見知りであった(本編2話参照)。
1898年に断絶した中御門家の令嬢。侯爵の孫。
断絶の背景には「私怨による強盗殺人事件」があったとされているが、
彼女とその姉である「さえ」は遺体を発見されておらず、記録上は行方不明のままである。
日ノ丸が依代とした少女は彼女の事である。
室町時代に発生した、眼帯に憑いた霊。
ぶっきらぼうな口調で話すが案外面倒見の良い人物。
生前斃(たお)した妖怪の数は百とも千とも言うが少々胡散臭い。
極短時間なら生前の姿で活動できるらしい。
男キャラの例に漏れず大人数で居る時は空気ポジションが定位置であった(本編2話参照)。
空狐の位を持つ大狐神の一柱。
稲が富の象徴として機能していた古代〜江戸時代にかけて国内屈指の大妖怪であったが、
近代になり急速に信奉者を失い、流浪の末に関東の僻地にやってきた。
そこで普通の人間として暮らし、妖怪としては珍しい日本国籍を持つ(*1)に至った。
経歴上、資産は有り余るほどあるがニートであるのもアレなので
「化野 凛」(あだしの りん)の名で喫茶店で働いている。レストランオーナーでもある。
空狐故「尾」のない無尾の狐である。