先代当主の父亡き後、幼少より当主として機関を支える退魔士。
独立機関である久瀬派(*1)に代わり、将来の幹部候補として期待されている。
故に機関本部による退魔士機関・黒槌への干渉は他に比べて甘い。
外道退魔士(*2)の斡旋・再教育を行うなど、界隈の治安維持にも一役買っている。
彼女自身の戦闘能力は極めて高い評価を得ているが、立場上前線に赴いて戦う事は無い。
今回の魔神顕界騒動に深く関わる人物である。
既にオープン技術となっている遭遇の門(*4)を自身の術式で再構築することにより
本来精神世界のみに存在が認められる魔神を、現世に顕現させる事に成功した。
注釈
[1]久瀬派
所属機関員数名と少数ながら、全員が錚々たる討伐実績を持つ精鋭軍団。
故に退魔士機関本部も迂闊に干渉する事ができず、事実上の自由機関と化している。
現世では余程の危機が訪れない限り、彼らが直接手を下す事はまず無いだろう。
＜参照・元ネタ＞
はちみつくまさん：http://www.hachikuma.net/
[2]外道退魔士
法に触れるような罪を犯した退魔士や、はぐれ退魔士などの総称。
殺人などの重罪を犯していない者以外であれば、認定機関での再教育から
更生して現場復帰する事(それなりのペナルティ有り)は可能である。
認定機関であっても、リスクの方が大きいと見て受け入れを拒否するケースもある。
故に独立して外道退魔士だけで作られた機関が存在するが、本編には関わらない。
[3]退魔士格付け
本部が認定している退魔士の能力格付けの事。
戦闘能力・一般教養・戦闘知識・実績など多角的に統合して評価される。
この評価によって配属先が決まるため、機関退魔士が最も意識するデータである。
最高評価を得た者は現役では久瀬派の当主１人のみ。
[4]遭遇の門
他人と自分の居場所同士を「空間を超えて」繋ぐ門を開く移動系の「術」である。
後述するスフィランシャの概念術式と魔力回路の組み合わせで、術ではなく
移動施設としての「遭遇の門」を完成。各退魔士機関に設置するに至った。
使用した人間全ての移動先がデータベースに記憶されるため、実際に行った事が
無い世界でも自由に移動する事ができる。
＜参照・元ネタ＞
きゅろっとぱらだいす：http://altenotiz.sakura.ne.jp/
Spicy & Sweety Water：http://misaki.halfmoon.jp/