九重家が管理運営する退魔士機関。
技術開発部門を持たない点を除き、退魔業に関わるあらゆる業務を行う複合経営組織である。
<主な業務>
・人材派遣業(育成も兼ねる)
・妖怪の退魔調伏 (妖怪の格が丁より上の者のみ)
以上の事から、黒槌は戦術指導役が相当数いるため非常に戦力が整っている。
この事は退魔士協会における発言力を強めるに至り、九重家の躍進に繋がっているのである。
退魔士協会が直接管理する退魔士機関。
退魔士機関を謳っているが、その実態は協会お付きの技術開発団体と言って良い。
研究機関としては非常に高い水準の設備・人員を擁し、研究員志望の者には退魔士として
黒槌に配属されるほどの栄誉だと考えられている。
しかし、内部の研究員にはマッドサイエンティストが多く存在している事から
あまり他機関との連携は取れておらず、折角の技術を使い余している節が見られる。
ただ、内部で自己完結するような技術に関しては既に相当な実績を上げている。
特に「魔術回路」「術式整理」「遭遇の門」といった三大技術は、退魔士社会の近代化に
大いに貢献したのである。