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作品全般における共通設定

時間軸設定

【第1世代】
「緋ノ月」 : 明治 - 昭和時代初期           芦木藤助・高咲燈花の世代
「月見食堂記」 : 大正 - 昭和時代初期      月見食堂初代・二代目の世代
 
【第2世代】
「緋ノ月」 : 2010年前後         緋桜観緒・賀茂直祐・焔木恵里などの世代
「月見食堂記」 : 2010年前後                  月見・白葉陽司の世代
 
【第3世代】
「羊足」 : 2040年前後                雪凪由紀・犬神結衣などの世代
「レトロSF探検部!!」 : 2045年〜2048年     鶉籠八咫・雁宿暖太の世代
 
【第4世代】
2070年頃・不明
 
 

妖怪と退魔士

【妖怪】
妖怪とは人間を除く生きとし生ける者が徳を積む事によって、
力のある種族の代表として(広義の)神格化された者を示す単語である。
妖怪となった者は、その種族の人間との関わりを誇張した存在でなければならず、
例えば熊の妖怪であれば村単位で畑を荒らし、空腹時には集団単位で人を殺戮するなど、
人間が抱く印象・伝承に見合った働きをしなければ存在を抹消される事となる。
この概念については、妖怪に変生した瞬間に「界の意志」によって埋め込まれるため、
殺戮を行う種族の妖怪であっても、善悪の概念を持つ事は無い。
 
【退魔士】
人間に害を及ぼす妖怪を退治する職業。
この職に就くために特別な能力は必要とせず、全世界に巡らされた干渉操作の魔法を破るほどの
強い使命感と正義感を持つ事が要求される。その後、特別な訓練によって素質開花を促され、
人外の妖怪を退治できるほどの能力を持つに至るのである。
というのは建前で、慢性的人材不足によって干渉できる層は一般人の半数以上にも上り、
余程の犯罪的・動物的思考を抱かぬ者以外には存在を認知される段階にある。
(ただし、中二病患者が能力を身につけたい程度の考えで訓練に耐えられるほど甘くは無い)
この世界において退魔士は人を取り締まらない警察のような存在として受け入れられている。
 
 

魔法の取り扱い

【魔法との関わり】
この世界のマナは薄く物理世界の典型ともされているため、普通の人間には全く扱えない。
退魔士になって素質開花したとしても、せいぜい火を起こすか物を浮かせる程度のもので、
そこから実戦レベルで魔法を扱えるようにするには、さらに血を吐くような努力をしなければならない。
現世の魔法使いは完全な人材不足で、古豪と呼ばれるような老齢の魔導師が未だに現役であり、
そんな人達を前線に駆り出さなければ間が持たないという凄惨な状況である。
後進の育成は行っているものの、修業の厳しさから志願者は横ばいの傾向を示している。
 
【魔法を扱うには】
予め組まれた術式から、簡単なパスワードを言葉にするだけで発動する。
しかし、やはりマナが少ないためこれを増幅する絶対的な感応力が要求され、
高位の術師と駆け出しの術師では、同じ魔法において何倍もの威力差が生じる事がある。
また、その少ないマナを精霊として認識し常時その集合体を持つような者もいるが、
それは天才や妖怪の成せる業であり、現実的であるとは思われておらず実用化も意識されていない。