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地理

飯縄市種正町 (いいづな-し/たねまさ-ちょう)

中部地方は科野南西に位置する市町である。
市人口(推計人口)は31,600人とされ、市街地の空洞化・高齢化が問題となっている。
内陸の高地に位置するため、豪雪地帯に指定されており冬場の人口の流出入は少ない。
厳寒期以外は豊かな自然に恵まれ、名所旧跡を求める観光客で賑わう。
農業は内陸性気候を活かしたアスパラガスなどが全国有数の生産量を誇っている。
道路事情はあまり芳しく無く、物流面の開拓はこれからに期待したい。
内陸の孤島であるため、現世に留まった妖怪の住処の1つとして人気がある。
 

二重兼商店街(ふたえかね-しょうてんがい)

種正町中央に位置し、種正駅に隣接している。
比較的恵まれた立地ではあるが、大手販売店の台頭もあり豊かであるとは言えない。
商店街の組合長はスポーツショップを経営する権田昇(46)が行っている。
年に1度行われる「七夕祭り」で四半期分の収益を上げるため、
商店街に店を構える者のほぼ全てがこのイベントを大目標に準備をするのである。
 

麻績峠 (おみ-とうげ)

種正を難所たらしめた今は無き古い峠の名前。
 
 

施設

月見食堂(つきみ-しょくどう)

大正10年(1921)に開店した老舗の大衆食堂。
二重兼商店街誕生以前から存在し、この店の暖簾をくぐらなければ地域住人とは見なされない。
初期こそ白葉食堂という名であったが、看板娘である妖怪・月見は非常に良く働いた。
次第に「月見という看板娘のいる食堂」「月見の食堂」「月見食堂」と呼び名が変わって行き、
三代目の頃には既に「月見食堂」という呼び名が定着していたそうである。
 
料理の質という面では向かいにある洋食屋・サルジニアには及ばないが、
量良し・値段良し・愛想良しという点では大衆食堂の役目は十分に果たしていると言える。
夏期は「かき氷が30円」など、祭事における出店殺しとして事情を知らぬ業者を闇に葬り去っている。
 
月曜・木曜定休で営業時間は11:00-15:00と17:00-21:00。
夏季以外アルバイトは雇わないので、営業時間中ならほぼ確実に月見に会う事が出来る。
 

サルジニア(さるじにあ)

月見食堂の向かいに店を構える洋食屋。
商店街には不釣り合いなぐらいの高級店で、店主は有名ホテルの総料理長を勤めた事もある。
その店の格と店主の経歴に違わぬ料理の味は非常に素晴らしく、
グルメ関連メディアに取り上げられるなど、月見食堂とは別ベクトルの人気店である。
 
狸妖怪の娘を養っているが、何分引っ込み思案で調理補助を行う事が多く、
ホールのアルバイトも雇っている事から、月見食堂の月見のように姿を見かける事は殆どない。
月曜・水曜定休で営業時間は17:00-22:00とかなり短い。
老シェフの道楽といった所だが、それが店のブランドを形成しているとも言える。