「烏天狗の肉秘め事」 作:辛味噌 ………ちゅぱ……ちゅぷっ……ちゅくっ…ッちゅくちッッ…… 山陽の一角、周防。妖怪たちが棲まうとされる、その山中の、奥深く。 質素ではあるが小奇麗な庵から、その音色は聞こえてくる。 「ん、ゥッ……ちゅぱっ……弥助…弥助、ぇ…舌…きもちいい……」 ぷちゅっくちゅっ 艶やかな満月の光に照らされ、蕩けた笑みを浮かべるのは大天狗・秋葉権現。 妖かしの大戦、四尾の狐に敗れ周防の地に追い立てられた大妖であるが、 今はその肩書が偽りかと疑ってしまえるほどに、初々しい恥じらいと、 抑えきれない愛情に満ちた視線を、対面の妖に注いでいる。 「ちゅぐっ、ちゅぷ…ちゅぷ、ッ……秋葉は接吻が好きだなァ。 まぁ俺だと、嘴が邪魔しちまって舌でしか、ちゅるっ、接吻できねぇが…ちゅ、りゅっ」 「んん、ちゅっっ、ちゅっ……だって…弥助の舌使い、優しいし… どんどん、夢中になっちゃうのよ……」 秋葉をしっかりと抱き締めて、紐縄めいた長い舌で秋葉の舌をむしゃぶり絡めているのは、 秋葉の神格と比べればそれこそ木っ端や塵芥にも等しい烏天狗の一匹。名を、弥助という。 種族の差を鑑みれば似つかわしくないこの逢瀬も、お互いの反応を見れば、 疑う余地も無く恋人同士のそれであり。 「ちゅぱっ…ちゅぷっ…ちゅっちゅっちゅっっ……あむぅ…らい、すきぃ……やすけぇ…」 「ちゅぶ…ちゅっ…ちゅばっちゅばっちゅブッ…ああ…俺もお前を、心底愛してるぜ、秋葉…」 正面から抱き合い擦りあい、舌交尾に耽る姿は、ぎこちなさを残しながらも 濃密で、唾液の一滴すらもむしゃぶり尽くす気概に満ちていて。 ありていに言えば、お互いにぞっこんなのであった。 ッぎゅぢっ… 「ッひ、ぁん…」 「っと、ちょいと夢中になりすぎちまったな…痛くねぇか?秋葉。」 勢い余り、秋葉の豊満な桃尻に鉤爪を食い込ませてしまった弥助が謝るが、 その間も触手めいた舌先をネチャネチャと絡め、愛妻の唾液を貪り続けることは忘れない。 「いいえ…一寸(ちょっと)びっくりしたけど、弥助のモノにされてるって思うと、ゾクゾクするわ…」 「まったく…そんな愛らしい事をのたまっちまう嫁さんは、もっとキズモノにしたくなっちまうぜ…?」 「ッ……して…もっと、弥助のモノにして……ッ」 普段、大妖として敬われて畏れられている反動か、あるいは他の妖怪には凛とし毅然とした 態度で接しているせいか、弥助相手の秋葉の態度は、まるで蜂蜜仕立ての砂糖菓子のように甘い。 しかも、二人きりの際はその砂糖菓子に、練乳と粉砂糖をたっぷりまぶしたかのような激甘具合に変ずるのだ。 「それじゃ…お望みどおりに、なっ…!」 ッッッみゅヂッッ……みちっみゅチッッッもみっっミチッッ 「ふ、ッッあ、ッぁっぁっ…弥助の手…逞しくて好きっっもっと、ぎゅっぎゅってっして、ちょうだいっ…」 艶やかな美桃尻を晒され、強く湾曲した鉤爪で揉み潰されれば、 より一層秋葉が弥助を求める声は高まり甘え、着崩され捲り上げられた着物から覗くワレメからは、 とろぉり…牝烏の蜜が、ぽたり、ぽたり、木床に滴り落ちる。 「ね、ねぇ…弥助、そろそろ…」 「ん、もう欲しがってんのか。そんなに昂ぶっちまってるのかい?」 「そ、そういうわけじゃ……っひぁ…」 っぴちっっびちんっっ 嘘をつく嫁への仕置とばかりに、鉤爪手で豊かな尻肉を叩かれれば、甘えた声を上げ、 より強く弥助に密着する秋葉。 その姿勢は、どんな言葉を重ねるよりも雄弁に今の秋葉を示していて、弥助もそれを分かった上で愛でているのだ。 「も、ぅ…意地悪、なんだから…そうよ、アンタが欲しくて…欲しくて…こんなに…なって、るんだからァっっ……」 ックちゅ、ぷぁ……とポッ…とぷ……っぴちゃン…ッ… 「おお。こりゃ大洪水だ。これぐらい濡れてりゃ、一気に入れちまっても前みたいに痛かぁなさそうだな。」 「あ、あれはあれで…い、いえ、なんでもないわ……」 鋭い鉤爪で、丁寧に桃色秘唇を割り開き、しっかりと具合を確認する弥助。しかし、そんな旦那の気遣いも、 今の秋葉には焦らしにしかならず… 「う、うんっ全然大丈夫だから、早く、はや……んィっっっ!?!」 ッッずるんっっビチッッ 腰を艶かしく揺らし、不慣れながらも雄を誘う秋葉の股間に差し込まれる肉棒。 …それは只の直棒ではなく、ぐるりぐるりとドリル状にねじくれた肉の螺旋棒。 特定の鳥類が有する肉茎のカタチであり、弥助が有する、ヒトからすればグロテスクに 過ぎるモノに、大妖たる秋葉は恍惚と見入り…溺れかけているのだった。 (あぁ……何度見ても……立派……立派すぎる……魔羅ァ……) っしゅニックニッッずりゅっっ…ぬちゅっぶちゅっっっ ドリル状の肉茎全体に、牝の蜜を塗りたくるように尻たぶを押し付け、素股をくねられ狂う秋葉。 伴侶の愛らしくも淫蕩な様に、弥助は小さく微笑み、秋葉をひんやりとした木の床に押し倒し、 膝裏の窪を鉤爪でガッチリ押さえつけ……種付け固めの姿勢を取る。 「そんじゃ………行く、ぜぇっっ……!!」 む、ヂッッみゅ、ぢ、ぢゅ ッッッぢゅぼぼぼぼぼぼぼぼっっっぶンッッッッ (あっあっあっあっき、きたっ弥助の魔羅きたっっっおくまで、ねじこ ぉっ、ぉ”、 〜〜〜〜〜) 「〜〜〜〜〜〜ぉっっぉ”ッッほ、ぉ”っっんォォォォッッッッ」 ッッッがクッッがくっっっガクッッッぷしゅぷしゅっぷしゅんっっっ …秋葉の奥まで打ち込まれ、子宮口近くでとぐろを巻く、烏天狗の肉魔羅。 挿入してからが本番、と言わんばかりに秋葉のヒダへ、ぐるんっぐるんっぐるんっっと回転し食い込み、 ミッチリと密着して、牝を逃がさない作りをしている。 初めての閨では苦痛の中に快楽を見出し、二度目の閨では異形の肉棒に気をやり、 三度目の交尾では……牝の有様を晒してしまっているのだ。 「なんだなんだ、秋葉。もう気をやっちまって…まだやり始めたばかりだ……ぞっっっ!」 っっに”ゅるンッッッ……っっぢゅぼ、ぉ……にゅぢぢぢぢぢぢぢ……… 「ひっっぃっっしょ、んなこと…いっへっもっっアンタのっっモノが……ッッしゅご、ひゅぎ、ぃぃんっっっ」 ッッッぢゅるるるるるるっっンッッッッッぎゅぽっぎゅぽっぶぽっぎゅぽぶッッッ (ぁ”ッぉっっはっっひっっ……ッぁ、まった、…ッッくるっっ、きちゃうっっっ ダメに、され……ん”、ぉ”ぉ”ッッ…〜〜〜) ッびくンっっびくびくびくっっぷしぃっっッ すっかり熟れきった肉井戸をポンピングし、牝蜜を汲み出し扱く肉螺旋。 すらりとした御足の膝裏をガッチリと鉤爪に抑えられ、荒々しく突き下ろされ、怜悧な顔立ちに組み上げられた淫蜜を ぶちまけられても、秋葉はより一層弥助の異形魔羅を求め、中毒めいて蜜穴を締め付ける。 弥助の魔羅も、牝の望みに応えるかのように…、みぢっ…みぢぢっっ…… 肉襞ひとつひとつへ、螺旋のペニスを食い込ませるように逆ホールドするのだ。 「んぅぅ”……ッッんちゅる、ちゅるっちゅるっっっ…やすけェ……こども……つくりましょ……ッッ やすけの、あかんぼぉっっほしいのぉっっ……」 嘴から伸びてきた長舌に、唾液でぬらつく舌を自ら絡め、まるで弥助の舌へ口淫するようにしゃぶり舐める秋葉。 その姿には、山の妖怪達の頂点に位置するモノの威厳など無く、目の前の烏天狗の子種を求める雌でしかなかった。 「ああ、俺も、お前との、赤子が、欲しいからなっ出来るまで、子作りし続けるぞっっ…!」 ッッぱブッッッっっパンッッぱンッッッにゅ…ぢ……っっちゅブンッッッ 「(はらみ・・・にくい、のにぃ……このさき…こども、できるまで、ずっと…ずっと…されたら……)」 ―――――じぶんは『どう』なるんだろう? ソレを想像しただけで、秋葉のナカの牝は被虐的な悦びに震え、想像だけで、ぷしゅっっと潮を噴いて一度達してしまう。 「〜〜〜ぉ”っっ……ぁぁ……しゅき……しゅき、ぃ……やすけ、やすけぇ……」 「っっく……こんなに締め付けられちまったら……そろそろ頃合いだな……!」 ッッぽグッッぷグっっッッぬぢっぬぢっぬぢっぬぢっっっ ぃイ…ッ より高く秋葉の腰を上げさせ、より深く、垂直に抉り突く角度で牝子宮に狙いをつける烏天狗。 愛情を感じられるも、小刻みに打ち込まれる苛烈なほどの子作り交尾に、秋葉は小さく痙攣し、気をやりながらも 弥助と舌口淫にネッチリ耽る。 小奇麗で清廉な木の香りが漂っていた庵は、既に天狗の濃密な淫臭に満たされており、 涼やかな虫の音は、牝を打ち鳴らす肉小太鼓に取って代わっている。 ッ ぱンッぱんっっぱっグっぱぐっぱぐんっパンパンパンパンパんっッッ 「っっ出すぞ秋葉っ受け止めてくれ……っぐ…ぅっっ…!!」 「ッッはヒっっは、ぃイッッきてっっきてっっやしゅけっったっぷりっっっわたしの、おくのおくまでっっ いっぱい、にっっぃ……ぃ”、んんゥ”ッッッ………っっぉ、ぉ”……ひ……ィ”ッッ………〜〜〜〜」 ッッぶグッッっっっっッびゅぼっっプッッ…ッッびゅぶぢっっびゅぢっびゅチッッ 〜〜〜〜〜ぴゅ ブッッ………ブブブブプププッッッッッ……… …異形の肉魔羅から放たれた烏天狗の子種汁は、ただでさえ螺旋ハメで満員だった肉襞に過剰積載され、結果、 子宮へ無理矢理押し込まれるようなレイプめいた射精になり、秋葉の可憐とまで言える美しい陰唇のヒダから、 ブクッッブククッッっと濃密白濁泡を溢れさせるに至る。 「ん”ォ”っっぉっひっぁっっひ、ぃいいっっ」 ドリルペニスが一回わななき、びゅぐんっっっと秋葉に白濁を打ち込む度に仰け反り達し… 大妖怪としての理性などかなぐり捨てて、弥助のためだけの子作り牝に変じる悦びに浸りきる。 (ッッッ〜〜〜〜………ぁ”ー……ぁ”ー……っっん”……っっぉ”っっっ …………こん……にゃ…の……こども…でき、るまで、ずぅっと……… わた、ひ……バカに、なっひゃぅ……んんっ……でもォ……バカに……にゃり…たい……) 「ふ、ぅうう……ん?おい、秋葉。大丈夫か…?一寸飛んじまってねぇか…?」 「ふっ……ふッ……だ…ぃ、じょお……ぶ……」 ッッギュプッボぷっっっ 「ッひぅンっっっ」 どっぷり種付けされ、ポンピングされる子種。顔に白濁の滴を飛び散らされた秋葉は、躊躇することなく その子種を舌先で掬い取り… …ちゅるり……こきゅ、んっ…… ゆっくり、味わい、飲み下す。 「ん、ゥ…へんな、あじ、だけど……きらい、じゃないわ…ねぇ…やすけェ…… まだ、コレで…終わりじゃない、でしょ…もっと…もっと…奥まで…ね…?」 「ったく、子作り中は餓鬼も裸足で逃げ出すってくらいに貪欲だな、お前さんは…」 淫らに微笑み、逃がさないといったように抱き締めてくる伴侶に、望むところと言った貌で抱擁し返す弥助。 「そういうところも引っ括めて…惚れてるんだが、なっっ」 ―――にゅる”ルっっぐ、ちゅっぐちぅッッブグ、ちゅ ルルルルヂュッッッ 「〜〜〜〜〜〜ん、ぉ、ほ、ぉ”ぉ”ンッッッ」 先細りしたカモ状烏天狗ペニスが卵管へ侵入…直接最奥をドリリングされ、仰け反り喘ぐ秋葉には、 既に矜持など根こそぎ奪いつくされてしまっていて… 「ッッもっとッもっとっっやしゅけっっとめないでっっもっと、んグぅっ もっと、ぉ、おくっっズボッズボッッして……ェッッんぉォ”っっっ」 瞳に桃色の光を湛え、旦那に必死にしがみつく様は、只、一匹の孕み希望の牝天狗へと堕ちてしまっているのだ。 「そう急かすなって…… ッッよっ!」 ッニヂッッにヂッッきゅぼっちゅぼっぐちゅぷっっ くちゅっくちぅッくちュヌッ ぬち、ぁァ……ッッッ 「ぉ”っっぉ”ッッぉ”ゥ”っっ〜〜〜ォ”、ぉ”、ひ、ィ”〜〜ッ」 (こん、にゃ、のぉ、ほかのまらじゃ…むりぃっっいち、ばん…イイ、とこ、こりこり、しこしこっっ もぉ……いっしょぉ、やしゅけの、まらにっっっかわいがってもらうぅっっっ) 牝天狗の理性は、既に人語を話せる状態になく、それどころかチカチカと白滅する思考の内ですら 言語を形成しきれずに、桃色の従属めいた考えが行き交ってしまう。 スラリとした御足をガッチリと弥助の腰に絡め、無様に淫らに腰を躍らせる秋葉。その痴態と締め付けに 限界を迎えた弥助が、いっそう小刻みに牝尻へと腰を叩きつけ、卵管に食い込み挿入させた螺旋ペニスからの 種付準備を整える。 「く、ぅ、ぅっ……こんなにねだられてるなら、植え付けてやらねぇと、なっっ… 次出すぞっ秋葉ッッ!!!」 「〜〜〜〜ッッ―ッ」 弥助の長くぬらついた舌をむしゃぶりながら、何度も何度も頷き絶頂し続ける秋葉へと、 小刻みに挿入を続けていた肉の蛇も限界を迎え…… ―――〜〜〜ッブビュぷっっぶリュプッッッッブビュッブビュッッビュブブブブブッッビュ、ヂヂィッッッ 「〜〜〜〜〜ンォ””ッッッぉ、ひ”……ぎィ”ッッッッ……ッッ……〜〜ッ……」 単純に長大なだけの肉茎では至れない、子宮の更に先…卵管にネジ込まれた妖怪ペニスから、 ドップリと植え付けられる、白の種。存在の格差を覆して目の前の牝烏を孕ませようと、次から次へと注がれる 濃厚かつ規格外の膣内射精(なかだし)。涙と涎でグチャグチャになった、至福の蕩け顔をぐったりとわななかせ、 組み伏せられる悦びに酔う。 「ぁ”ー………ッッ……ぁ”ーッ………」 …未だに卵管でネチネチと上下する肉竿の螺旋、ビチャっビヂュッっと注がれ続ける雄の濃汁を感じながら、 朦朧と霞む意識の中で、ぼんやりと想う。 『これより、きもちよくされたら、どうしよう』 …此の先が、不安でもあり……それ以上の、子作りの愉悦にも目覚めてしまった、周防の大妖なのであった。 終 目次へ戻る |