「月桜秘め黙録」 作:辛味噌 ぼんやりと光るおぼろ月の美しい夜。 その夜は観緒が月見と陽司を招き泊めた初夜であり…… 観緒が未来の旦那様に、再び幼少の頃のような 口淫を期待した夜でもあった。 しかし、現実とはそう上手くいかないもので。 「はぷ…んちゅ…っんんぅっ…んんぅううー……ッ」 「れちゅ…れろぉ…はぷ、ちゅ、ちゅ、ちゅ…れろ、れろ…」 夜陰の中、月明かりの廊下に映しだされる二人の…否、一匹と一人の影。 観緒と、月見だ。 軽く身を捩り、僅かに抵抗する観緒をからかい笑うようにその小さな肢体を 絡ませ、月見が抱きしめ、捕縛している。 「んちゅ…ッッぷぁ…い、いきなり、何を…するんですか…月見、さんっ」 ぴちゅっぴちゃっ…ぬちゃっ 「ッひぃん!?」 「おっと、そんなに声を出すでない…といっても無理な話かのぅ♪」 ころころと意地悪に笑い、唇を、耳を、首筋を。黒兎は丁寧に舐め味わい、ご機嫌に耳を揺らす。 「――お主、陽司に色目を使っておったじゃろ?」 にやにやと図星をついてくる月見に、びくんっと身を強ばらせる観緒。 「そ…そんな、こと……ひぃぃ…!?!」 ぢゅうううううううう ……ちゅぽんっ 「儂の目を誤魔化せると思うてか…愛いヤツじゃ…愛いからこそ…仕置したくなるのぅ…」 「し…仕置き、ですか…?…ッ…」 首筋にくっきりと妖怪兎のキスマークをつけられてしまい、身体がぢくぢくと 火照り出した観緒が思う『仕置き』は 「……は、ぷッ……?」 陽司の半分の大きさも無いであろう小さな指を口中に突っ込み、月見は 芳しい緋桜の首筋をにちゃにちゃとしゃぶり吸う。 ッぷちょ…ぬぷぅ…ッずプッ…ずプッ…ぬプッ… 「ああ、それじゃ…その顔じゃ…ゾクゾクするのぅ…竹串を、まるでイチモツをしゃぶるように舐めおって…」 ―――〜〜〜ッッ (や、ぁあ…み、見られてない、って思ってたのに…あれ…見られ、ちゃってた…の…っっ?) ぞく…ゾク…ぶるるっっ… 観緒の口淫めいた舌使いは高校生の時分の陽司が残した心の首輪であり、絆。 それを見られる事はたまらない羞恥であり、背徳であり…… ぷちゅ…… れろぉオ… 「ぁ…ぷゥ…んちゅ…れろ、んちゅぅ……」 ―――最上の、マゾ愉悦だ。 「ふふ…本性を現しおって……この、口マゾ令嬢めがっ」 ッぢゅプッにゅぷっっくに、くに…くちゅんっっ 「ちゅぷっ…ちゅぷっんちゅ……はむ…ちゅぅううう…陽司、さんが…いけない、んです……」 「あのケダモノチンポが何をしおったのじゃ?ほれ…儂にとくと話してみぃ…」 涎まみれの指先を唇に塗りたくり、膝をがくがくと揺らす観緒と正面から抱き合って。 まるで真紅の瞳で催眠をかけるように目尻を蕩けさせ 「ちゅ、っれろ、れぽ…れろぉ……」 「んちゅぅうう……ちゅっ、ちゅっ…はむ、はちゅ……ちゅぅうううう……」 びくんっっ…! 「すっかり素直になりおって……さては、陽司に口淫でも躾けられおったか…」 (陽司のヤツめ……どれだけケダモノなんじゃ、まったく…) 「ふぁ、ぃ……陽司、さん……おにいちゃん、に…○学二年生の頃に、教えてもらって…」 「ほ、ほぉ…」 (なん、じゃと…あの莫迦者、手を出すにも限度というものg んんぐっっ!?!) ぢゅろぉ……ッにゃぽっ、ぬちゅっっはちゅぷっぶぢゅっぶぢゅっぶぢゅっっ 「んぢゅ、ぅ……ちゅぽっ……こういうふうに…おちんぽ気持ち良くしなさい、って…教わりました…」 「ぢゅぅ、ぅ…う、うむ…なかなかの手並みじゃな。ま、まだまだ…じゃが…」 小さな唇に舌先をねじ込まれ、舌フェラで逆レイプされた月見が慌てて体裁を取り繕う。 このままではなるものかとパジャマの乳先端に手を滑らせ、老練な指使いでくにくにと扱き… 「ふぁ…ぁ、ふっっ……おにいちゃん、も…そうやって、いぢってくれ、ました…」 「いやはや……初めには清楚な小娘かと思うたが…とんだ思い違いじゃったのぅ…」 薄いパジャマ越しに固くこりこりした桜肉をこね回しながら、 月見の空いている手は獲物を狙う蛇のようにしゅるしゅると下に下がっていき… ッッこりゅっ… 「ッッンひぃィイッ!!?!」 びくっっびくっっびくっっ…… ぷしゃぷっ………じゅわぁあああ…… 「おや?なんじゃ…妙に硬くて、大きいのぅ…」 ぺろり、大きく舌なめずり… すっかり余裕を取り戻した月見は、少し強引に 観緒のパジャマの腰元を掴むと…… ずりゅっっ ぬちゅぅうう…… 「ぁ、ぁあああ…みちゃ…みちゃ、ダメです…はず…かし……ッッ」 「おやおや、これは……嬢の、とんだ秘密というワケじゃ……陽司すら知るまいな……」 本気の蜜糸を引き、月見の眼下に現れたのは…月見のサイズに数倍する、見るからに淫蕩なクリトリス。 月見の親指ほどもあり……高カラットの高級ルビーを思わせるそれは、 観緒の愛らしい顔立ちと相まって、卑猥さを幾倍にも増幅させている。 「陽司ほどではないが…まるでチンポのようじゃの……そうじゃ、クリチンポじゃ…」 ぞくぞくぞくっっっ〜〜 「そんな…はずかしい、よびかた……ッ」 「恥ずかしいも何も、れっきとした事実じゃて……『くりおなにぃ』しすぎたのかのぅ?…クリチンポのお嬢や…」 「ぁ……ッぁ……」 抵抗の心がぽきりと折れ、認めてしまうと…折れた場所から湧き上がるのは、 顔から火が出そうなほどの絶望羞恥と、絶頂に至ってしまうほどの変態快感。 「ちゅ、ぅ……れろ…はちゅ…たぁっぷり…嬲ってやるから、のぅ…」 朱の瞳をすぅ、っと細めると、手始めに指先でつつぅ…っと撫で。 れろぉおお…… ぴちゃ、ぴちゃっっ…ぬりゅ、ぬりゅぅう…… 月見の舌先から零れた涎ローションが的確に観緒のクリチンポを捉え… ッぴちょん ッびくくっ……!! 「お次は、こうじゃ…」 人差し指と親指で、てらてらと涎で煌く淫乱ルビーをくにぃっと摘み……ゆぅっくりと…引っ張り伸ばす。 「ッんひぃい……ッー」 「全く…呆れるほど淫蕩な娘じゃ。口淫マゾなだけでなく…淫核マゾじゃったとはのぅ」 (――しかし…此奴を眺めているだけで…儂もおかしくなってしまいそうじゃ……そろそろ、終わらせねばのぅ…) ぴんっっ 「ひンッッッだ、メ……そこ、ぴんぴん、しちゃ…ダメで……ぁぉ、んんぅっっ」 必死に唇を噛んで嬌声を抑える観緒の様子を、ねっとりと観察しながら月見は微笑む。 「くにくにやぴんぴんはダメかの?では…ホジホジはどうじゃ?気に入るといいのぅっ」 巨大な淫核の根本を猫が戸板を引っ掻くようにカリカリと、急所を攻め立てるには少々ハードな速度。 一掻き毎にびぐんっっびぐぐんっっと観緒の身体が跳ね、緋桜家の長い廊下に 弱アクメの水溜まりを広げていく…… 「はてさて…次はこれじゃ、楽しいのぅ?お嬢や…」 ぴんっっ… ぴちんっ… 薬指で弾いたり、中指の腹で数度叩いたり……既にまな板の上の鯉を嬲っている猫のような心地で。 だからこそ、気付かなかったのだろう。 「どぉれ…そろそろ頃合いじゃのぅ……派手に、マゾクリチンポで達してしまうがよい…」 緋桜令嬢のクリトリスをくにゅっと摘み、思い切り抓る準備を整える月見。 ―――観緒が、同じ準備をする直前ということに。 「は、ぁ・・・ぁっっ…… 、り… ゃ………」 「? なんじゃ?何を言うておるか聞こえぬぞ?」 くく、っと兎耳ですら拾いきれないほどの小声を聞こうと長い耳を寄せた 刹那。 「―――わたし一人じゃ……イキません………ッッッ〜」 ッッッきゅぅううううううううっっっっ 「ッッーーーんひぃいいいいい!?!! ッッ…ぁ…ぉおおおおお………」 ッッ、ぎゅちぃいいいいいいっっ っびちんっっっ 「は、ぉおおおおっっ……りゃ、めぇえええええ……クリ、ちゃん……ひゅ、ごぃ・・・れふぅううううう……」 令嬢クリチンポと兎クリ突起の同時攻撃で、ダブル絶頂に達し。 「ば、 か、もの……な、にをしおる……ッッ、 ま、まてっ、手を離せ!離さぬかっっ、や やめ、 ……〜〜〜〜…!」 ぷしゃ…ぷしゃ……ぷしゃっっぷしゃっっぷしゃぷっっっ 「あ、…ッぁ…〜〜〜……この、戯け、めっ……この…このっっ……〜…」 「わぁ……… 月見さん…私と、同じなんですね…ッ〜」 「な、なん、じゃと……ッ!?」 あまりに激しい同時絶頂で気付かなかったのだろう。 気づけば月見の着物に、たっぷりと観緒の絶頂跡が染み付いていて。 …よく見れば、淫蕩な微笑みを浮かべ膝を震わせている緋桜も、 鮮やかなサーモンピンクの秘裂から、未だにぷしゅっぷしゅっと潮を吹いていて…… 今や、完全に兎と桜の攻守は逆転していた。 「は、離せッ離すのじゃッッ……わ、儂が悪かったッ!!だから、やめ……あっ」 油断しきった所に絶頂刺激を加えられ、脱力しきった華奢な体を観緒に押し倒される月見。 「月見さんもぉ……」 ッぐぃいっっ…… 「クリちゃん……たっぷり、気持ち良くなりましょ…?」 着物の着崩れた月見を強引にまんぐり返し、 絶頂済のスジとヒクつく月見アナルを月下に晒す観緒。 それは陽司すら見せたことの無い積極性で…… 観緒ですら気付かなかった、嗜虐性。 「や、め……しょ、正気か小娘ッッ!?!」 じたばたと手足をバタつかせるが、その姿勢が崩れることも叶わず… ッッんぢゅうううううっっっっ 「〜〜〜〜んひ、ぃぐぅうう!?!!!」 ッッぶしゃっぶしゃっっぷしゃっっぷしゅうううううっっ 「んぐ……こきゅ…ごきゅ…んく、ごく、ごく……」 幼少からずぅっと練磨した絶技が、こってりと兎クリをしゃぶり犯し… ドロリとした光を瞳に宿らせた観緒が、間欠泉のように吹き出した兎ジュースを 全て飲み下す…… 「ぷぁ……だいじょうぶです、月見さん…私…クリちゃんのいぢめかたなら… たくさん、知ってますから……」 (――だ、めじゃッッ…こ、此奴に手を出したのは…大失策、じゃ 〜〜ん、おっぅっ…) 「は…ぉおおお…ん、ほ、ぉ………ぁ、っっ…っっぁぉ、ぉおお……」 口元をたっぷりと濡らした兎蜜を最高級のご馳走のようにしゃぶり終えると、 脱力しきった月見の膝裏を手のひらでゆったりと抑え、にっこり。 「――まだまだ夜は長いですから………たくさんたくさん…楽しみましょうね、うさぎさん…」 ――――後日、陽司に向けて月見曰く。 『数多くの大妖や幻獣在れど、お主ら人間が最も恐ろしいわ…この莫迦者めが』 近々、陽司がその言葉の意味に気づくのは、また別の話…。 目次へ戻る |